くいものや楽、汁べゑ、椿々、東京ワイン倶楽部 楽、チョップスティックカフェ、三十五段屋、ゑびす堂、楽椿、べゑ's BAR 虎龍 、2918、東京コケコッコ本舗の楽コーポレーション オフィシャルサイト

Q.お父さんは何故飲食業を志したのですか?(その1)

町田「チョップスティックカフェ」にて、シンジと厚焼き玉子とお父さん!

若い頃に行きつけのおでん屋さんがあってね、そこがしょっちゅう一週間とか二週間、長い時は一ヶ月とか休むんだよ。
でまた帰って来て営業を再開すると、すぐまた開店時から大盛況〜

で「どこ行ってたんですか?」とかって聞くと「ハワイ!」とか言うんだよね。
今から50数年前、1ドル360円の時代だよ!
ハワイなんて夢みたいな時代に、50代くらいのご夫婦がやってる普通のおでん屋さんがしょっちゅう行ってるって、凄いなぁ〜と思ったよね。

お店はホントにシンプルで、おでんと、もも焼きのタレと塩、それと当時としては珍しく一年中生ビールがあったんだよ。

それで毎日大盛況で、お会計も5つ玉のそろばんでパンパンパーンって適当な感じでwww?

イヤァ、こんな商売いいなあ!って思ったのが始まりかな。

適当そうだし、楽しい話をするのはちょっとだけ得意だったし、何よりも自分でも出来そうだったしね〜

ちょうどその頃、大学卒業の時期だったんだけど、僕の場合は自主的に4年で卒業??する事になった時で、ちゃんと卒業するみんなは官庁だとか、大企業だとかに就職が決まってて、中退の自分がサラリーマンになっても、ちょっと追いつかないなあって思ってる頃でね。
ましてや今更寿司屋に入って修行ってのも、ちょっと遅過ぎるかなあってのもあって、これなら十年、二十年後には追いつけるんじゃないかなと思ったのがきっかけだね。

まあそんな単純な理由から居酒屋がいいなあって思ったんだけど、そのおでん屋さんって今から思い返しても色々ユニークでいい店だったんだよ!

おでん、焼き鳥、生ビールっていう凄いシンプルなものばっかりなんだけど、コの字だかL字だかのカウンターでお客さんと店員さんが話し易くなってて、ちょっと洒落たレンガで囲ったオーブンで鳥を焼いて、奥にはタイル貼りの冷蔵があってそこで生ビールを冷やしてあって、当時としては珍しく一年中生ビールを出してた!

良く考えられてるお店だったんだよね〜!

やっぱりそこがポイントで、誰でも出来る、明日からでも出来る、でもそこに自分なりの楽しみ方、楽しませ方、魅せ方みたいなのを工夫して入れてくるから流行るんだと思うよね!

そんなところが僕の始まりになってるよね!

※「チョップスティックカフェ 汁べゑ町田店」にて、シンジと厚焼き玉子とお父さん!